ハスラー ビギナーの blog

去年からHustler G turbo&ADV150が愛車になりました。

お金さえ出せば・・・

バイクの免許について・・・

随分前から思ってる事を書きます。

 

私が持ってるのは普通二輪免許。

昔で言う中型二輪免許。

なので400ccまでしか乗れません。

 

この免許を取ったのは16歳の冬。

原付免許しか持っていなかった私は

県の運転免許試験場に実地試験を受けに通い

3回目で合格しました。

 

当時、試験費用は1回、1500円弱だったので

学科試験を入れても

5000円ちょっとで免許を取得した事になります。

 

それなら何故、大型二輪(=限定解除)を取らなかったのか?

合格する見込みが無かったからです。

 

当時は今と違って~

実地試験に合格するしか取得の方法がありませんでした。

 

しかもその試験に合格するのは超至難で~

試験コースを完走するまでに大体5~7回。

(試験官がナナハンで後ろから追走して減点します)

 

よほど運動神経が良くて試験合格のコツを掴んだ人でも

10回以内で合格する人はほとんど居ませんでした。

(私の周りでは20~30人に一人くらい)

 

私の親友で校内一の運動神経を誇った

YZ君が4回目で合格した時、彼は一時「神」になりましたから。

それくらい合格するのは難しかった。

 

私などは5回目でやっと完走しましたが

その先、合格するイメージが全く湧かなかったのと

その時、所持金が枯渇していたので潔く?断念しました。

 

 

ところで、現在の大型二輪免許の取得については

不安と疑問を感じています。

 

人並み以下の運動神経の人(←失礼)でも

私の様な還暦を超えた老人であっても

自動車学校に通って教習を受ければ

いとも簡単に免許が手に入るのです。

要するに金で簡単に買えるものになりました。

 

特に恐ろしいのは、それまで大型二輪

中型二輪車にさえ乗った事がないのに

一念発起して自動車学校に通って

大型二輪免許を取った人です。

 

現在の大型二輪車の動力性能は半端じゃありません。

例えばゼロヨンで言えば、10秒を切るものさえあります。

 

信号待ちで停車していてフル加速したら

ポルシェやフェラーリでさえ軽~く置いていけます。

 

市販のナナハン車はそこまでではないでしょうが

そんなバイクを乗りこなすには

かなりの動体視力、反射神経、運動神経が必要です。

しかし、残念ながらアラ還オジサンの私にそれはありません。

 

パワー全開で走らなくったって

「余裕を持ってマウント・ライディングすればいいじゃない」

って、言うかもしれませんが、私にはそれは無理です。

やっぱり一度は、すっ飛ばしてみたくなります。

 

それと、いくら大人しく走るって言っても

危険回避とか不測の事態に見舞われるなどして

フル加速せざるを得ない状況になる事が無いとは言えません。

突発的にフル加速してナナハンをきちんと乗りこなす事など

アラ還オジサン(=私)にはまず出来ません。

 

身の程を知らずして、憧れだけで大型二輪に初めて乗る。

これほど恐ろしい事は無いと思います。

街で大型二輪に乗ってる方を見かけますが

明らかに乗れていないのが分かる方は多いです・・・

 

だから、私は大型二輪免許を取りません。

今なら余裕で取得する自信があります。

だって今は、お金を払えば誰でも取れるんですから。

 

パワーは乏しいけど、変速しなくて済む

愛車のADV150柴犬号が私には丁度イイです。

あらぬトラブルに巻き込まれるのは嫌なので

最近は大型二輪車に近づかない様に務めております。