肛門しぼりって、何?
犬を飼ってらっしゃる方なら、すぐにお分かりでも
そうでない方には全然分からないと思います。
私も愛犬サクを飼って初めて知りましたから。
犬の肛門の左右には
「肛門腺」という袋状の器官があって
そこから臭いのある液体を出してます。
(下の画像の赤丸のあたりにあります)
マーキングの時のオシッコにも
ここから出た臭い液体が混ざっているそうです。
運動不足やストレス、病気などによって
肛門腺が腫れると体調に異常を来して
外科的措置を講じなければならなくなります。
実はうちの愛犬サクが先日
お座りの状態からお尻を床にこすりつけたまま
すりすり前進するしぐさを見せました。
これは「肛門腺」に違和感を感じているからだと言われていて
一般的には「肛門腺」に溜まった臭い液体を
人為的に絞り出さなくてはなりません。
この作業を肛門しぼりと言います。
飼い主さん自ら行う方もいらっしゃるようですが
不器用な私は怖いので、獣医さんにお任せしています。
第一、とても臭い茶褐色の液体が出てくるので
自宅でそんな事はやりたくありません。
で昨日、動物病院にサクを連れて行って
上記の”お尻すりすり”を説明をして
「肛門しぼりをお願いしたいんですが~」
そう、獣医さんに言いました。
そしたら、獣医さんは
「あんな痛いことやらなくてもイイですよ」
「ちゃんと運動して自然な排泄が出来てるなら大丈夫です」
そうおっしゃいました。
私と妻はちょっと拍子抜けしたんですが
実はうちのサク、4歳6ヶ月の今までに
たったの1回しかやった事がないのです。
それでも、特に変わった様子はないし、とても元気です。
だから逆に獣医さんの話に納得してしまいました。
獣医さんはひとしきり蘊蓄を語ると~
「サクちゃん」
「痛い思いしなくて済んで良かったなあ」だと。